株式会社E-LINE

大規模小論文・志望理由書添削プロジェクトLarge-Scale Essay and Statement of Purpose Editing Project

大規模小論文・志望理由書添削プロジェクト
1. 背景と目的
 マイナビ進学様からは、受験生がオンラインで提出する小論文および志望理由書の質を安定的に高めるしくみの構築と、短いリードタイムでの大量処理を両立したいというご要望を頂きました。E-LINEは、教育評価の実務知見と編集プロダクションの運用ノウハウを統合し、**評価ルーブリック×編集ガイド×QA(品質保証)**の三層でサービスを設計・運用いたしました。

2. 支援範囲(スコープ)
対象原稿:小論文(課題型・資料読み取り型・自由記述型)、志望理由書(大学・短大・専門学校向け)
対応作業:内容構成の指導、論点明確化、具体性の付与、根拠の強化、語彙・文法・表記統一、語数調整、トーン整備、禁則処理、志望校別の適合度チューニング
納品形態:修正履歴付きファイル(Track Changes)+講評コメント/改善提案の要約(1枚サマリー)

3. 評価ルーブリック(採点・講評の基準)
 添削の“基準の見える化”のため、以下のようなルーブリックを用いて観点別に点検→講評→改善案を提示します。講評文は受験生が次稿で再現できるレベルの具体性で記述します。
課題理解:設問の意図に対して論点が合致しているか、資料要件を満たしているか
構成力:序論‐本論‐結論の三段構成、段落ごとの主題文、論の運びの自然さ
論証力:主張→根拠→具体例→小結の循環が成立しているか、反論処理の有無
独自性・具体性:経験・活動・読書・数値等の固有資源が盛り込まれているか
適合性(志望理由書):学びたい内容・教育課程・将来像との接続、校風・研究領域とのフィット
言語表現:語彙の適切さ、冗長性の削減、時制・敬体の統一、誤字脱字
遵守事項:語数・文字数・提出形式・引用の扱い・禁止事項への配慮

小論文添削

4. 添削プロセス(一次→二次→最終)
一次レビュー(診断)
 提出直後にルーブリックで“現状地図”を作り、論点のズレ/構成の齟齬を明示します。必要に応じて**骨子案(目次レベル)**を提案します。

二次レビュー(書き直し支援)
 受験生の“自分の言葉”を保ちながら、根拠の強化・具体例化・段落再編を行います。志望理由書ではカリキュラム・研究室・取得可能資格など「学校固有の要素」との結びつきを強めます。

最終レビュー(仕上げ)
 語数調整、冗長表現の削減、禁則・表記の統一、小見出しや接続語の最適化を実施します。提出前チェックリストを添えて返却いたします。

5. フィードバックの設計(“直し方”までセット)
 各原稿に講評サマリー(A4・1枚)を付し、①良い点、②次に直すべき一点、③再現可能なテンプレ(例:主張→根拠→具体例→結論の4文型)を示します。受験生が翌日同じ基準で書けることをゴールに、例文の“置き換え方”や語彙リストも添えます。

6. 志望理由書ならではの指導観点
Why this school / this program? を**公開情報(学部ポリシー、科目、実習、特色)**に結び付けて言語化します。
過去の学び・活動(部活・委員会・ボランティア・アルバイト・資格など)をスキル/態度/成果に分解して“受け入れ側が評価しやすい文脈”に載せ替えます。
将来像は「志望業界→職種→初期キャリア→中期目標」の四層で粒度を整え、空疎な表現を避けます。

7. 小論文の類型別アプローチ
課題文型:設問の動詞(述べよ/論じよ/比較せよ)を解析し、要求行為に一致させます。
資料読み取り型:図表や引用の要点抽出→仮説→検証の順に並べ、無根拠な意見陳述を回避します。
自由記述型:テーマ設定の焦点化、具体エピソード→一般化→応用可能性の三段で独自性を担保します。

8. 倫理・オリジナリティ(AI・盗用対策)
 受験生の学習機会と公平性を守るため、代筆は一切行いません。E-LINEは、①類似性チェック(公開Web・過去データベースとの突合)、②AI生成痕のヒューリスティック点検(突飛な語彙頻度・論理飛躍・文体揺れ等)、③本人回帰(本人語彙への言い換え提案)を行い、“自分の言葉”で書ける状態に整えてから納品いたします。引用・参照が必要な場合は出典明記の指導も行います。

9. 運用体制・SLA
レビュー体制:シニアエディター(最終責任)+領域別レビュアー(教育・医療・情報・デザイン等)で二重確認を行います。
リードタイム:通常48–72時間で一次返却、急ぎ案件は優先レーンで対応いたします。
容量変動対応:出願ピーク期はキュー管理と自動割当で平準化し、品質低下を防ぎます。

10. 品質保証(QA)と教材化
 納品物は編集チェックリスト(約50項目)で機械・人手の二段検証を行います。よくある改善パターンを短冊教材(例:根拠を1文で強くするテンプレ5種)にまとめ、受験生の自己点検力を高めるミニ教材として同梱いたします。

11. セキュリティ・個人情報
 受験生情報は最小限アクセス権で運用し、データは暗号化保管します。原稿は案件クローズ後に一定期間で自動消去し、二次利用は一切行いません。

12. 成果の傾向(典型例)
論点のズレ解消により、冒頭の設問再定義が明瞭になり、採点者が“読む理由”を得やすくなります。
根拠の具体化によって、抽象的主張がエピソードと数値で裏づけられ、説得力が向上します。
語数内での密度最適化により、削る箇所・残す箇所が明確になり、読みやすさが増します。
志望校適合の言語化によって、単なる“志望”が“計画”に昇華し、独自性が立ち上がります。

13. オプション(面接・口頭試問対策)
 志望理由書の内容に基づき、模擬面接(15–20分)+口頭要約(60秒)の練習もご提供可能です。書いた内容を話せる言葉に変換する練習を行い、面接との一貫性を確保いたします。



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